結婚式で持ち込み司会者・持ち込みカメラマンを検討する際の注意点

結婚式で持ち込み司会者・持ち込みカメラマンを検討する際の注意点

結婚式の司会者やカメラマンは「持ち込み」が可能です。
持ち込みをすることで結婚式の予算が抑えられる可能性があるため、なかには「カメラマンは友人に頼む」という選択をするカップルさまもいらっしゃいます。

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今回のテーマは、「持ち込み」について。注意点やリスクについて細かく説明していきますので、ぜひとも参考にしてみてくださいね。

結婚式で「持ち込み」とは何のこと?

あらためてここで「持ち込み」について解説しておきましょう。

 結婚式を挙げる際には多くの方が「費用の節約」を意識しつつ準備を進めている印象です。もちろん、やりたいことを好きなだけ実現させられればベストですが、予算には限界があるのが現実。
そこで、結婚式場がもともと準備しているものではなく、外部から自己手配で結婚式に必要なアイテムや「人」を持ち込むこと、これこそがいわゆる「持ち込み」です。
持ち込みをすることで、結婚式全体の費用が抑えられるケースは割と多いため、おすすめの方法ではあるものの、持ち込みによるトラブルもかなり多いため慎重に判断する必要があります。

カメラマンや司会者など「人」の持ち込みはリスクが高い

カメラマン
まず、元ウェディングプランナーの筆者が声を大にして伝えておきたいこと、それは「人を持ち込むのは難易度が高くリスクも高い」ということです。

結婚式では、カメラマンが結婚式当日の写真を撮影し、式場と提携している司会者が、スムーズに当日の進行の指揮をとります。この際、カメラマンは瞬間ごとのベストショットを撮影することにフォーカスする必要がありますし、司会者は披露宴の進行が時間通りに進むよう、多くのことに気を配りながら進行を進めていきます。

ここで重要なのが「式場をどれだけ細かに把握しているか」です。

素敵な写真が撮れるスポットや、ベストなアングルをカメラマンが知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。また、会場ごとの特徴を把握していなければ、司会者がとまどってしまう瞬間が生まれてしまう可能性もあるわけです。

このように、人に関わる部分の持ち込みは大きなリスクがあるため、基本的にはおすすめできません。

でも「持ち込み」で費用は節約できるのでは?

さらに、もうひとつ重要なポイントとして費用面に関しても知っておくべきことがあります。
それは、持ち込みをすることで必ずしも費用節約になるとは限らないこと。

たとえば、結婚式で絶対に必要不可欠な司会者の部分は、結婚式費用にもともと含まれているケースがほとんどです。そのため、司会者を持ち込んだとしても、その「司会者手配費用」をもともとの見積もりからマイナスしてもらえる可能性は限りなく低いです。むしろ、持ち込みには持ち込み料がかかるケースがほとんどであるため、逆にコストが余計にかかることになりかねません。

カメラマンに関しては、持ち込むことで式場から手配してもらう必要がなくなるため、その分費用が抑えられるように見えますが、これも持ち込み料次第であるため、注意が必要です。

つまり、人を持ち込むことで費用が節約できる可能性は、意外にもかなり低いということを知っておく必要がありますね。

結婚式で「人」を持ち込んだら持ち込み料はいくらかかる?

結婚式持ち込み
気になる持ち込み料については、式場次第なので一概にはいえません。
ただ、筆者がこれまで勤務した経験のある結婚式場のほとんどが「人の持ち込みは要相談」とルールを決めており、都度持ち込み料を決めてカップルさまにお伝えしていました。

おおよそ、司会者やカメラマンの持ち込みにかかる費用は3万円から5万円ほど。ただ、持ち込みをどうにか阻止したいと考える式場も実はとても多く存在しており、この場合10万円などの高額な持ち込み料を提示してくる可能性もゼロではありません。

アイテムの持ち込みと人の持ち込みは全く別物であり、持ち込み料も桁違いに高くなってしまうということも覚えておくと良いでしょう。

結論、司会者やカメラマンの持ち込みはやめるべき?

結婚式

はっきりとお伝えするのなら、人の持ち込みはおすすめしません。

前述したとおり、リスクが高く、費用もあまり抑えることができないのでメリットが見当たらないからです。
ただし、なかには「友人がプロのカメラマンをしている」などの場合もあるでしょう。この場合は別です。

一生に一度の結婚式で、せっかくなら仲の良いお友達に晴れ姿を撮影してもらいたいと思う気持ちはとってもよく理解できます。司会者にしても同じです。

結論、基本的に人の持ち込みはおすすめしませんが、特別な理由がある場合はもちろん式場に相談した上で検討されると良いと思います。

それでも司会者やカメラマンを持ち込み手配する場合のポイント

最後に、リスクを承知で司会者やカメラマンを持ち込む場合に、おふたりが注意しておくべきポイントについてお伝えしておきます。
これらのポイントをおさえておくことで、当日のトラブルは基本的に防ぐことができるはず!ぜひしっかり覚えておきましょう。

ポイント1

事前に必ず式場全体を案内する機会をもつ


人の持ち込みをする際の最大のデメリットが「会場のつくりをよく理解しておらず、スムーズにことが進まない」点です。
例えば、カメラマンは結婚式当日おふたりの動線の先回りをして、撮影のスタンバイを常におこないます。そうでなければおふたりを前方から撮影することができないためです。

ただ、会場のつくりを把握していない持ち込みカメラマンの場合は、「よし次はあそこでスタンバイしておこう」などの流れがまるでないため、都度あたふたとした動きになってしまうケースも。

当日を迎える前に一度会場の案内をすることはもちろん必須ですが、その際にしっかりと時間をとって、事前にシミュレーションまでできるようにしておくことが重要です。

ポイント2

当日の控室の準備を確実にしておく


人の持ち込みの場合は、当日に持ち込み司会者やカメラマンが来館した際に、どこに案内するかも決めておく必要があります。
会場専属の司会者やカメラマンの場合は基本的に会場スタッフと同じように敷地内の設備を使用できるため、とくに身の置き場に困ることはありません。

しかし、持ち込みの場合はある意味ゲストと同じ扱いになるため、ロビーなどで待たせてしまうケースも。
機材の持ち込みなどもあるため、事前に式場と入念に打ち合わせを行い、控室を準備しておく必要がある点も覚えておきましょう。

まとめ

まとめ
今回は、持ち込みに関する注意点やおすすめしない理由などについて解説しました。人の持ち込みに関しては、費用の節約にもならないことが多く、リスクが大きいことがお分かりいただけたかと思います。
もちろん、だからといって絶対にNGというわけではありません。持ち込みを検討する場合は、ここで解説したリスクや注意点をしっかり理解した上で決めてくださいね。

なお、結婚式で使用するプロフィールムービーやエンドロールなどのムービー作成の持ち込みはメリットが多くおすすめです!

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この記事を書いた人
Mayumi Nishino
Mayumi Nishino
元ウェディングプランナーの西野真由美です。
国内・海外ウェディングに10年携わり、その後フリーライターへ転向しました。
これまでの経験を活かし、これから結婚式を挙げるすべての方に向けて、お役立ち情報を発信しています!

2025年8月7日