結婚式で感動を呼ぶ花嫁の手紙は書き方や読み方を心得ておこう!
結婚式の演出で、なんといっても印象に残るのは「花嫁の手紙」。
静かなBGMが流れるなか、花嫁さんの声でご両親への感謝の想いが語られると、感動して涙するゲスト様もいらっしゃいます。
- 普段手紙なんて書かないから、いったい何を書いたら良いのだろう?
- 人前で読むなんて、絶対緊張しそう
- 万感の想いがこみあげて、ちゃんと読めるのか不安
ペンを手にして、頭を悩ますプレ花嫁さんも多いと思います。
そこで今回は、花嫁の手紙の書き方のポイントや読み方のアドバイスなどをお伝えしたいと思います。
目次
1.花嫁の手紙を書く前に知っておきたいこと
1-1.花嫁の手紙の構成は4つの流れを意識する
以下の4構成で考えると、綺麗にまとまります。
- 呼びかけから始まる挨拶
(お父さん、お母さん、続いて感謝の言葉) - 思い出のエピソード
(いつ、どこで、誰となど、情景が思い浮かぶように) - 二人の決意表明
(結婚して二人で新しい人生を歩むという希望に溢れた言葉) - 結びの言葉
(精一杯のありがとうと、新郎のご両親へのご挨拶)
1-2.花嫁の手紙の長さは3分を目安にする
花嫁の手紙は、約2~3分程度が良いとされています。
文字数にすると、800字前後がベストでしょう。書くときは、400字詰めの原稿用紙を使ったり、パソコンで下書きをして字数をチェックしましょう。
1-3.新郎のご両親への気配りを忘れずに
花嫁の手紙は、新婦のご両親へ想いを伝えるものですが、新郎のご両親も嬉しくなるような一文を入れると良いでしょう。
「〇〇さんという素晴らしい人に出逢えて」
「〇〇さんのために一生懸命家庭を守ります。」
などの言葉があると、安心して息子を任せられるお嫁さんだと思ってもらえます。
また、「〇〇さんのお父さん、お母さん、これからもよろしくお願いします。」
など簡潔でも良いので、結びの言葉に入れるのも忘れずに。
2.花嫁の手紙の書き方
伝えたいことを箇条書きにしてみる
頭のなかであれこれ考えるのではなく、実際に言葉を文字にしてみましょう。下書きですから、手書きでノートやメモ帳に書いても、パソコンのWordなどを使ってもOKです。
伝えたい気持ち、感謝の想い、印象深い子供の頃のエピソードやコメントなどを箇条書きにしていきましょう。
内容を選ぶ
書き出した文を見ながら、構成を意識して、内容を選んでいきます。
思い出のエピソードは、たくさん書き過ぎると中身がぼやけてしまうので、2つくらいにして、具体的に書きましょう。文章の基本5W1Hに沿って「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」を考えて書くと、伝わりやすい文章になります。
自分らしい文章で書く
書く内容が決まったら、実際に一度書いてみましょう。
例文などを探して参考にする場合は、必ず自分らしい言葉にアレンジすることが大切です。
普段、「パパ」「ママ」と呼んでいるプレ花嫁さんは、「いつもの呼び方で呼ばせていただきます。」とコメントを前置きしてから、いつも通りに呼びかけたほうがご両親は嬉しいかもしれませんね。
ご両親や兄弟、祖父母様などの姿を思い浮かべながら、借りものではない自分の言葉で書くのがポイントです。
文章をチェックする
書いた文章を何度か読み、間違いやミスがないかチェックします。
≪チェックポイント≫
・ 文の長さは適切か
・ 重複している内容はないか
・ 敬語は正しく使われているか
・ 重ね言葉を使っていないか(たびたび、いろいろ、くれぐれも、近々 など)
・ 忌み言葉を使っていないか(終わる、去る、流れる、泣く など)
※重ね言葉や忌み言葉は、若い世代の人たちは、あまり気にしないかもしれませんが、年配のゲスト様もいらっしゃるので使わないように気をつけましょう。
最後に名前を書いて仕上げる
何度も読み直し、新郎やプランナーさんなどにも見せて、より良い文章に仕上げていきます。
文章が完成したら、清書をして、最後に新婦の下の名前だけを書きます。
遅くても、挙式の1週間~10日前までには完成させておきましょう。
「参考:例文付き! ゲストを惹きつける「花嫁の手紙」の書き出しの書き方 | HOW TO MARRY」
3.花嫁の手紙の読み方
3-1.手紙の前にゲスト様への気遣いを
手紙を読むときは、新郎と共に指定の場所へ移動し、ゲスト様にお辞儀をします。
ここでゲスト様に向けて、ひとこと挨拶をする気遣いがあると素敵です。
「本日は私たちの結婚披露宴にお越しいただき、本当にありがとうございます。私事ではございますが、この場をお借りして両親への感謝の手紙を読ませていただきます。」
そして、再びお辞儀をし、ご両親のほうへ向き直り、手紙を読み始めましょう。
3-2.立ち姿を意識して背筋を伸ばす
手紙に視線を落とすと、猫背になりがちです。
せっかくのウエディングドレス姿ですし、写真を撮られる場面でもあるので、手紙を顔の前のほうに高めに持ち、美しい立ち姿で読みましょう。
3-3.意識してゆっくりと読む
緊張して早口になってしまいがちなので、意識して、ゆっくりと、言葉をはっきり読むようにしましょう。
聞いている方たちにも、しっかり伝わるように、一語一語言葉を噛みしめるように読んだほうが感動的です。
3-4.ときどき、顔をあげてご両親を見つめる
お父さん、お母さんなどの呼びかけのときや、ありがとうの言葉などは、ご両親の顔を見て語りかけるように話しましょう。
新郎のご両親への言葉を言うときは、彼のご両親を見ながら話すようにしましょう。
4.もしも泣いてしまったら・・・
当日、胸がいっぱいになって泣きだしてしまうかもしれない・・・
そんな不安がある方は、万が一のときのことを考えて、新郎にハンカチを持っていてもらいましょう。
どうしても読めなくなったら、途中から新郎に代読してもらうようにお願いしておくと良いでしょう。
花嫁の手紙は、会場中の皆さんが注目して楽しみにしている演出です。
完璧に読まなくては!と力を入れ過ぎずに、肩の力を抜いて、素直に感謝の気持ちを伝えましょうね。
2019年3月1日