挙式中にも演出は入れられる?自由度の高い人前式とおすすめの演出について解説

挙式中にも演出は入れられる?自由度の高い人前式とおすすめの演出について解説

結婚式の演出と言えば披露宴中の演出をイメージする方が多いものの、実は挙式中にも演出を盛り込むことは可能です。

質問者
こんにちは!元ウェディングプランナーの西野真由美です。
今回の記事では、挙式中に入れられるおすすめ演出や、演出を自由に入れやすい挙式スタイル「人前式」について紹介します。
これから結婚式を挙げる予定のある方は、ぜひこの記事を参考に、より素敵な挙式になるよう工夫してみてくださいね!

挙式演出とは

挙式

質問者
そもそも挙式の演出って何?

と思った方も多いのではないでしょうか。

披露宴中の演出以上にイメージしづらいのが挙式演出の特徴。
それもそのはず、挙式の時間はとても短く平均して20分ほどなので、入れられる演出はすべて時間をあまり要しないものや、挙式の流れに組み込めるものに限られてしまうのです。

とは言え、想像以上にたくさんのバリエーションがある挙式演出。

たくさん選ぶことはできませんが、何かの演出を加えることで、より思い出深い素敵な挙式になること間違いありません。

おすすめの挙式演出5選

挙式中に入れられる演出にはさまざまなものがありますが、ここではまず特におすすめしたい5つの演出に絞って紹介していきます。

「そんな演出があるの?!」

と驚くような演出もあるかもしれませんが、好みのものがあればぜひ選択肢に加えてみてくださいね。

ダーズンローズ

12本のバラ「ダーズンローズ」の演出は特に人気の高い挙式演出のひとつ。もともとヨーロッパ発祥の演出でとてもロマンチックなのが特徴です。

ダーズンローズの流れを解説しましょう。

新郎がバージンロードを前へ進む際に、バージンロードに一番近い席に座っているゲストから、バラを1本ずつ受け取りながら入場。祭壇に到着するころには、12本のバラを手に持っている状態になっています。
その後、入場した新婦に向かって、新郎が誓いの言葉をおくりバラを新婦へと差し出します。
新婦は受け取ったバラの花束から1輪だけを新郎におくり、それを新郎が胸に飾るという流れ。

この演出は披露宴中に行うこともできますが、挙式中に盛り込むことで、よりオリジナリティの高い挙式が叶います。
キリスト教式でも可能な演出ですが、人前式で選ばれることの多い人気演出です。

リングリレー

リングリレー

リングリレーとは、挙式の際にゲストにリボンを持ってもらい、そのリボンに二人の指輪を通してリレーのような形でゲストからふたりへ指輪を届ける演出のこと。

ゲスト全員が「結婚を承認しますよ」という思いを新郎新婦へ伝える意味があり、実際に目の当たりにするととても素敵で美しい演出です。
特に人前式で取り入れられることが多い演出ですね。

サプライズリング

サプライズリング

演出の内容は、挙式に参列するゲスト全員に指輪が入るサイズの箱を配り、実際にその中に新郎新婦の指輪が入っているものが2つ存在するというもの。それ以外の箱はダミーとなるため、代わりにキャンディなどを入れておくケースが一般的。

指輪入りの箱を手にしたゲストは、新郎新婦のところまで指輪を届けに行き、その後二人は指輪の交換へと進む流れです。
サプライズリング演出では、ゲスト全員が参加する形になるため、より「皆に見守られながら結婚式を挙げる」感覚が強まるのが特徴。
とても思い出深く、ワクワクした気持ちにさせられる演出です。

サプライズリング演出は、人前式で取り入れられることの多い演出のひとつ。

リングボーイ・フラワーガール

リングボーイ・フラワーガール

リングボーイとは指輪を運ぶ男の子のこと、フラワーガールとはお花を巻きながら新婦の入場時に先導する女の子のことを指します。
リングボーイとフラワーガールの演出は、小さな子どもが参列者の中にいる場合のみ可能ですが、見た目にも可愛らしく、挙式をさらに盛り上げてくれるおすすめ演出。

甥っ子や姪っ子がいる新郎新婦なら、きっと検討してみる価値がありますよ。ただし、依頼する子どもたちが幼すぎてうまくいかないケースは多発しているので、人選は慎重に行いましょう。

質問者
小さな子どもが複数人いる場合は、新婦のドレスの裾を持つ「トレーンガール」「トレーンボーイ」などもアリ!うまく役割を与えて、平等に活躍の場を持たせてあげましょう。

ブライズメイド・アッシャー

ブライズメイド

欧米の結婚式では定番中の定番「ブライズメイドとアッシャー」による結婚式のサポート。

ブライズメイドは新婦の介添人で、新婦の友人や姉妹が選ばれることが多く、人数は2名から5名くらいです。
一方アッシャーはブライズメイドの新郎側バージョンのような感じで、新郎の世話役をつとめます。こちらも人数はブライズメイド同様2名から5名ほどで新郎の兄弟や友人から選抜されます。

日本の結婚式は欧米のスタイルとは根本的に異なるため、日本でブライズメイド・アッシャーを立てる際には、主に入退場の先導役を務める形になるでしょう。

質問者
おそろいの衣装に身を包んだブライズメイドとアッシャーがいることで、挙式の雰囲気がぐっとまとまり素敵なものになるおすすめ演出です。

キリスト教式と人前式の違い

キリスト教式と人前式の違い
ここまでで何度か「この演出は人前式におすすめ」などと書いてきたので、中には「キリスト教式と人前式の何が違うの?」と不思議に思う方もおられるのではないでしょうか。

実は、キリスト教式と人前式はまるで違うもの。

どちらが良いというものではなく、それぞれに異なる魅力があるため、どちらがよりおふたりの好みに合っているかを見極めることが大事です。

ここでは、キリスト教式と人前式の違いについて解説しておきましょう。

何に向かって愛を誓うかが違う

キリスト教式では、新郎新婦は神様に愛を誓います。
一方、人前式ではその場にいるゲストに愛を誓うため、ここがかなり大きな違いと言えます。

そもそも挙式は「二人が永遠の愛を誓う」ことが趣旨となるため、その誓いをどこに向かって立てたいかを元に判断すると良いでしょう。

新郎新婦がどちらを向いているかが違う

キリスト教式では牧師先生の方を向いていることの多い新郎新婦ですが、人前式の場合は牧師先生がいないため、ゲストの方を向いていることが多いのも特徴。
つまり、ゲスト目線で言えば、キリスト教式だと新郎新婦の後ろ姿を眺めていることが多くなり、人前式の場合は正面から新郎新婦の晴れ姿を拝むかたちになるというわけです。
どちらの挙式スタイルを選ぶかが、衣装選びにも影響する大事なポイントですね!

進行の内容における自由度が違う

キリスト教式の進行には基本の流れがあるため、これを大きく変えることはできません。
多少のアレンジはできても、大幅な追加演出はほぼ不可能といっても良いでしょう。
一方、人前式は完全に自由なので、おふたりが盛り込みたい演出をもとに全体の流れを決めていくことが可能。

この自由度の違いは、キリスト教と人前式の大きな違いです。

まとめ

今回は、挙式中に盛り込みたいおすすめの演出について紹介しました。

案外多くの挙式演出があり、驚かれた方も多いのではないでしょうか。
特に、自由度の高い人前式なら、より選択肢が広がり、ほぼ希望通り思うままに演出を選んでいける点はメリットだと言えます。

また、挙式中にも映像を上映できるチャペルを備えた式場もあります。
挙式の入場前におふたりのプロフィールムービーを上映するなど、映像演出を取り入れることで、より特別感のある感動的な挙式になるのが魅力です。

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この記事が、これから結婚式を挙げるおふたりの参考になれば幸いです。

とびきり素敵な挙式になりますように!


この記事を書いた人
Mayumi Nishino
Mayumi Nishino
元ウェディングプランナーの西野真由美です。
国内・海外ウェディングに10年携わり、その後フリーライターへ転向しました。
これまでの経験を活かし、これから結婚式を挙げるすべての方に向けて、お役立ち情報を発信しています!

2023年9月22日