結婚式にテーマは必要?具体的な決め方やテーマを決めるメリットについて解説

結婚式にテーマは必要?具体的な決め方やテーマを決めるメリットについて解説

結婚式を挙げるとき、「テーマを決めた方が良い」などと耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
結婚式のテーマは、特に近年の結婚式で重視されており、テーマを決めて結婚式をつくり出す文化が浸透しつつあります。ただ、そうは言っても「テーマって何?」「テーマになるようなことが思い浮かばない」という方もたくさんおられます。

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今回の記事では、元ウエディングプランナーの筆者が、結婚式のテーマについて解説します。テーマの必要性や具体的な決め方、テーマを決めておくことのメリットなど、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

そもそも結婚式のテーマとは何か

結婚式のテーマというと難しいイメージがあるかもしれませんが、テーマ自体はとてもシンプルなもので、決めることはそれほど難しくありません。
例えば、家族や親族中心の結婚式なら、家族の絆を感じられる温かな結婚式を希望される方が多いです。この場合のテーマには「家族」「感謝」「家族の絆」「ありがとう」などのワードがぴったりです。

テーマは主に短いワードであることが多いですが、文章にしてもかまいません。テーマとして選ぶ言葉には「ふたりが何よりも大事に考えているもの」「結婚式と切っても切り離せない密接な関係のあるもの」を選ぶと良いでしょう。

おふたりの大好きなものをそのままテーマにしても構いません。ディズニー好きのおふたりなら「テーマはディズニー」としてしまってOK。
必ずしも結婚式と直結するようなワードでなくても構いません。

テーマというのはあくまでも結婚式全体に共通する「ひとつの大きなイメージ」であれば何でも良いのです。

結婚式のテーマ

テーマとコンセプトは別もの!

結婚式のテーマを決めましょう!というと、コンセプトの話を始めてしまうカップルさまがとっても多い印象です。
しかし、結婚式のテーマとコンセプトは別のもの。テーマとなるものが決まり、そのテーマに沿った結婚式を叶えるために考えるべきことこそが「コンセプト」なのです。

例えば、「ハワイへ瞬間移動!」をテーマにした結婚式があるとします。このテーマでは、ゲストがまるでハワイに瞬間移動したかのような、リゾート感たっぷりの会場やハワイの要素を盛り込んだ演出がイメージされます。
つまり、「ハワイへ瞬間移動」こそがテーマであり、「ハワイっぽい演出でゲストにリゾート感を味わってもらう」という部分はコンセプトにあたります。

テーマとして掲げたものを実現するために必要なのがコンセプト。つまり、テーマが決まらなければコンセプトも決まりません。

結婚式のテーマ

結婚式のテーマを決めるメリット

結婚式のテーマを決めることのメリットはいくつもありますが、ここでは代表的な3つのメリットについて紹介しましょう。

新郎新婦

結婚式全体の統一感がUP


テーマがひとつ明確に決まっている結婚式は、統一感が高くなり、全体的にまとまりのあるパーティに仕上がります。
テーマを決めず、あれもこれもと希望する演出やコーディネートなどを取り入れていくと、それぞれがうまく調和せず、チグハグなイメージになってしまうリスクも。
このようなことにならないよう、プランナーがしっかりと調整していくものではありますが、やはりテーマのある結婚式の方が断然まとまりやすくなります。

新郎新婦

演出や装飾などを決めやすくなる


結婚式では決めなければならないアイテムや演出などが山のようにあります。
これらを決めるときにも役に立つのが結婚式のテーマです。例えば秋の結婚式でテーマを「もみじ」や「紅葉」に絡んだものに設定したとします。
この場合、紅葉との相性を常に意識しながら演出やブーケ、会場コーディネートなどを考えていくことができます。紅葉といえば、赤や黄色、オレンジなどの暖色系の色味なので、これらの色をうまく組み込んでいくことで、結婚式のイメージカラーも統一されるでしょう。

「私はこの色が好きだから」「ブーケは絶対この花を使いたい」など、断片的な希望で各オプションを決めていくと、それぞれのアイテムがうまく馴染まない可能性大!
テーマが決まっていれば演出や装飾アイテムなどのチョイスもスムーズに進みますし、失敗もなくなります。

新郎新婦

おふたりの「やり残し」を回避できる


結婚式はおふたりの希望することをなるべくすべて叶えていくことが大事。テーマが決まっていれば、そのテーマこそがおふたりの最も重要視されているポイントなので、それに関する演出などの入れ忘れの防止にも繋がります。

あとから「あっ!この演出もやってみたかったんだ!」と思い出しても、すでに時間組みまでされてしまった後では組み込めなくなってしまうことがあります。
さらには、結婚式が終わるまで「やりたかったことを伝えそびれた」ことに気づかないケースも。せっかくの結婚式ですから、悔いのないようにやり残しだけは回避したいものです。そのためにも、テーマを決めておくことは非常に大事です。

結婚式のテーマはみんなどうやって決めてるの?

では、実際に結婚式のテーマを決めるとして、どのような決め方があるのでしょう。
ここでは、テーマ決めに役立つ4つの項目について紹介します。

好きなカラーや季節に絡める

色や季節を選び、それをテーマにする方法もあります。
例えば、ナチュラルな雰囲気が好きなおふたりなら「グリーン&ホワイト」をテーマにして、それにそったアイテムや演出を選択していくことができます。
また、おふたりとも夏が大好きで、夏の結婚式を挙げるのなら、テーマをそのまま「夏」にしてしまってもOK。夏らしい演出をたっぷり組み込み、大好きな季節をみんなと楽しむ結婚式を作ることができますよ。
このように、色や季節をそのままテーマにしてしまう方法は、割とよく選ばれています。

結婚式テーマ

おふたりの共通の趣味に絡める

おふたりがテニスを趣味にされているのなら、テニスをテーマにしても面白いですね。結婚式と結びつきにくいかもしれませんが、要所要所にテニスラケットやボールをモチーフにしたアイテムを用意するなど、方法はいくらでもあります。
ウェディングケーキのトッパーにテニスラケットを持った人形をのせるのも可愛くておすすめです。このように、おふたりの趣味をテーマにすると、結婚式のユニークな演出のアイデア出しもスムーズになりますよ。

結婚式テーマ

おふたりのゆかりの場所に絡める

おふたりが出会った場所や、プロポーズの場所など、特定の場所をテーマにするのも素敵です。
おふたりが交際何周年の記念で訪れた旅の目的地などでも良いですね。例えば「沖縄」をテーマにするのなら、沖縄に関連するアイテムや演出をたっぷり取り入れることで、結婚式に統一感も生まれます。
また、結婚式のお料理に沖縄にちなんだメニューを一品加えるなどするのもおすすめです。

おふたりが大切にしている想いに絡める

結婚式においておふたりが大事にしている想いはきっとあるはずです。「感謝」だったり「絆」だったり、「思いやり」などさまざまなキーワードが浮かぶでしょう。
このような想いをそのままテーマにすることももちろん可能です。例えば「感謝」をテーマにする結婚式なら、演出の中でも「ありがとう」の想いがゲストに伝わるものをメインに選んでいくと良いですね。
このように、特に具体的でなく抽象的なワードでもテーマとして不足はありません。ぜひあまり構えずに考えてみてください。

結婚式テーマ

まとめ

結婚式をよいものにするにあたって、絶対にテーマを決める必要があるとは言いません。ですが、テーマを決めることで、結婚式に統一感が生まれるなど多くのメリットがあるのは事実です。
これから結婚式を挙げる予定のある方は、ぜひテーマについて考えてみてください。決まったテーマは、結婚式の細々としたオプションの選択時にも必ず役に立ちますよ♪

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この記事を書いた人
Mayumi Nishino
Mayumi Nishino
元ウェディングプランナーの西野真由美です。
国内・海外ウェディングに10年携わり、その後フリーライターへ転向しました。
これまでの経験を活かし、これから結婚式を挙げるすべての方に向けて、お役立ち情報を発信しています!

2024年8月24日