結婚式で上映するムービーは何分くらいのものがベスト?

結婚式で上映するムービーは何分くらいのものがベスト?

結婚式ではプロフィールムービーオープニングムービーエンドロールなど、さまざまなムービー演出が多く使われています。

このムービー演出ですが、1本あたりの上映時間はどのくらいが妥当なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

ウェディングプランナー

今回は、結婚式で使用するムービーの「長さ」について、元ウェディングプランナーが詳しく解説します。これから結婚式を迎える方には、ぜひ知っておいていただきたい内容ですよ。

結婚式のムービーにはどのようなものがあるの?

まず基本的な部分からお話しすると、結婚式の演出で使用するムービーは主に以下の3つです。

  • オープニングムービー
  • プロフィールムービー
  • エンドロール

上記の3つは定番中の定番といっても過言ではないほど、よく知られているものですね。このほかに「余興で使用するムービー」が入るケースもありますが、ここでは一旦除外しています。

ムービーの種類ごとにベストな長さがある

ここからは、先ほど紹介した3つのムービーにおける、ベストな動画の長さについて解説していきます。

ムービー上映

オープニングムービー

オープニングムービーは、披露宴の際に新郎新婦さまが入場される一番初めの部分に使用するムービーです。

▶︎オープニングムービー|infinity

一般的には、ムービー上映後に扉が開き、おふたりが入場する流れとなるため、あくまでもムービーは「イントロ」のような位置付け。おふたりが会場に入ってからは、音楽のみが流れている状態になります。

オープニングムービーのベストな長さは1分〜2分前後。どんなに長くても3分は超えないのが鉄則です。オープニングムービー上映のタイミングは、ゲストが会場内でおふたりの登場を待っている状態。この時間を長く取りすぎると、ゲストのワクワク感が持続しにくくなってしまいます。

プロフィールムービー

プロフィールムービーは、おふたりの生い立ちや出会いから結婚に至るストーリーをムービーにしたものです。

▶︎プロフィールムービー|エモ -EMO-

このムービーの上映時間は基本的に、BGMとして使用する曲の1曲分となります。ほとんどの曲が4分から6分くらいなので、平均して5分と考えるとわかりやすいですね。

たったの5分にまとめるなんて難しいのでは?と思う方も多くいらっしゃいます。
しかし、プロフィールムービーを長くしすぎると、どうしてもゲストを飽きさせてしまい、あまりよいことにはなりません。
業者へ発注する場合には基本的に5分前後のものになるため心配はありませんが、ムービーを自作される方は、どうしても長い動画を作成する傾向にあるため、ぜひ注意していただけるとよいですね。

エンドロール

エンドロールは、披露宴のラストを飾るムービーです。

▶︎エンドロールムービー|水彩-suisai-

このムービーでは、ゲスト全員の名前を載せて、参列してくれる全ての方のお写真と一緒に上映するスタイルが一般的。
上映するタイミングは、披露宴がお開きになり新郎新婦のおふたりが退場したあとです。つまり、ゲストのみが会場でムービーを最後に見るスタイルになることが多いですね。

エンドロールの長さは、プロフィールムービーと同じく1曲分、つまり5分前後です。最後の最後にあまり長々とムービーを見るのもゲストの負担になってしまうため、長くなりすぎないようにする必要があります。

ムービー上映時間が長くなると何がダメなの?

ムービーにこだわりたい方ほど、盛り込みたい内容が多く、動画の時間を長くしたいとおっしゃることが多いです。
しかし、ムービーの上映時間が先ほどお伝えしたベストな長さを大きく超えてしまうと、さまざまなデメリットがあります。

ここでは、長いムービーのデメリットについて3つお伝えします。

ムービー上映時間

ムービー

会場が暗い時間が長くなる


意外と気づきにくいのがこのデメリット。ムービーの上映中は、会場を暗くする必要があるため、ムービーの上映時間が長ければ長いほど、会場が暗い時間が長くなってしまいます。

式場を選ぶ際には、ほとんどのカップルさまが、パーティ会場からの景色や雰囲気にとてもこだわっていらっしゃいます。
大きな窓があり、窓の外に絶景が見えたり、綺麗なガーデンが見渡せたり、景色にこだわる方も多いでしょう。
ですが、ムービー上映中はカーテンで景色が遮られ、会場内はかなり暗い状態になります。こうなると、せっかくの景色や素敵な会場内の雰囲気がまったく楽しめなくなります。

披露宴の一般的な長さは2時間半。長いようでそれほど長くないことを考えると、会場を真っ暗にしてしまう時間はあまり長くしたくないところですね。

ムービー

ゲストの食事や歓談の妨げになる


オープニングムービーやエンドロールは、披露宴の最初と最後なので特に問題ないのですが、プロフィールムービーの上映タイミングは披露宴の真ん中あたりです。

この時間帯は、お料理もまだ途中の段階ですし、一番ゲストの皆さんがリラックスしてお食事や歓談を楽しんでいる時間です。
ここで仮に10分ほどのムービーが上映されると、食事や歓談は中断されてしまいますし、温かいお料理も冷めてしまいますね。

だからこそ、ムービーは5分前後に留めておくのがゲストのためにも最善です。

ムービー

ゲストを飽きさせてしまう


作る側としては、5分程度のムービーは短いような気がしてしまうものですが、見る側からすれば、決して短くありません。YouTube動画などでも同じことが言えるのですが、人は動画を見るときに、長い動画だと若干尻込みしてしまうところがあります。

耳で聴くだけではなく、目でしっかり画面を見る必要があるため、ムービーを見るにはある程度エネルギーが必要。これは結婚式のムービーであっても例外ではありません。
長いムービーはどうしてもゲストを飽きさせてしまい、せっかく盛り上がっていた空気感をガラリと変えてしまいがち。

だからこそ、「もう少し見たかったかも」くらいの長さに留めておくのがベストですよ。

限られた時間で最高のムービーを作るには


オープニングムービーやプロフィールムービー、エンドロールなどのムービーは長くなりすぎないよう注意する必要があることはお分かりいただけたと思います。

では、限られた短い時間でゲストにしっかりと集中して見てもらえるクオリティの高いムービーはどのようにして作成すれば良いのでしょう。

質の良いムービーは、もちろん画質や選曲などの要素も関わりますが、構成がうまく作られているのが最大の特徴です。
ゲストを飽きさせず、楽しんで夢中になって見てもらえる、そんなムービーを作りたい!とお考えのカップルさまには、ぜひともLcmアトリエにお任せいただけますと幸いです。

Lcmアトリエでは、結婚式で上映するさまざまなムービーを、リーズナブルな価格で、高品質にこだわり制作させていただいています。たくさんのデザインからおふたりの好みや式場の雰囲気にぴったりのものを見つけていただけますよ。気になる方はぜひサンプルを覗いてみてくださいね!

結婚式ムービー制作
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おしゃれ可愛いウェディングムービー|Lcmアトリエ

まとめ

今回の記事では、結婚式のムービーの長さに注目し、どのくらいの長さが良いのか、長すぎるとどのようなリスクがあるのかについて解説しました。
ムービーを準備する際には、適切な時間内に収めることが非常に重要!
長いムービーが良いムービーであるわけでは全くないことを念頭に置いて、素敵なムービーを準備しましょうね。


この記事を書いた人
Mayumi Nishino
Mayumi Nishino
元ウェディングプランナーの西野真由美です。
国内・海外ウェディングに10年携わり、その後フリーライターへ転向しました。
これまでの経験を活かし、これから結婚式を挙げるすべての方に向けて、お役立ち情報を発信しています!

2025年1月21日