印象に残るムービーを作る|結婚式ムービー制作Lcmアトリエ

印象に残るムービー

プロフィールムービーの写真構成を考える

写真の選定

結婚式のプロフィールムービーで使用する写真を選ぶ際に大事なことは、二人が好きな写真という考えだけではなくて、ゲストが楽しんでくれるかといった視点を持つことも大切になります。


生い立ちパート

新郎新婦様生い立ちパートでは、時間軸に沿って二人の成長過程をわかりやすく紹介できるよう写真を選ぶことが大切です。
その為に、まずは幼少期・思春期(小学・中学生)・大学生・成人と、時代ごとに写真配分すると成長過程の流れが分かりやすくなります。

成長過程区分

  • 乳児期
  • 幼児期
  • 小学校
  • 中学生
  • 高校生
  • 大学生
  • 成人&社会人
質問者

その時代ごとに分類した写真の中から、どのような内容のもの選ぶといいの?

ポイント

生い立ちパートの写真選定

幼少期なら親や兄弟姉妹・親戚と映っている写真です。また、その頃に仲良しだった友達との写真や七五三・運動会などの行事系の写真を選ぶと良いですし、この時代の写真を多めに入れるのもポイントになりますね。

思春期(小学・中学生)では、友達と映っている写真やクラブ活動の写真、入学式・卒業式・修学旅行などイベントの写真を選ぶと良いです。

大学生から成人にかけては、大学のサークルの写真や成人式の写真、仲間や会社で行った旅行の写真などですが、比較的少なめに選ぶことがポイントになります。

どんな子供でどんな青春時代を過ごしてきたのかが分かるものを選ぶと良いですし、泣いている顔や変な顔をしている写真、いたずらをしている写真などを入れると面白くなります。

時間軸に沿って成長過程をわかりやすくするのが最大のポイントですが、それ以外にも写真を年代ごとに分類して選ぶ時に意識したいことがあります。

1, 所々に集合写真を織り込むことを意識する

家族や親族・友人・仕事仲間などたくさんの方々が出席する披露宴なので、それらの方々との想い出となる写真をバランスよく選ぶことも大切です。
ただし、集合写真が多過ぎると主役となる新郎新婦を探すのに疲れてしまいますし、本来の目的も薄れてしまう可能性があるので注意が必要です。

2, 過去から現在に至る写真を使う

現在勤務している職場の仕事風景や何気ない写真を入れると、過去から現在に至るつながりが見えて成長過程がより分かりやすく伝えられます。

3, メリハリをつける

ムービーで前後に登場する人物の写真をより引き立たせてメリハリをつけるために、人物写真だけでなく二人の想い出の品や想い出の風景を入れるのもおすすめです。
ただし、その写真が想い出の品や想い出の風景なのだと見る人に分かる写真ということも大事なポイントになるので、そのことを忘れないように心がけましょう。

まとめ

このようなことを意識して成長過程をわかりやすく紹介するために写真を年代ごとに分類すると、見てもらいたい写真が山ほどあることに気付くものです。
しかし残念なことに約6分~10分程度の時間に収めなくてはならないので、お気に入りの写真や見てほしい写真を全て入れることはできませんね。
また、無理に写真を詰め込み過ぎてしまうとムービー全体のコンセプトやストーリーが壊れてしまって、結果的に単なる自己満足の作品になってしまう可能性があります。
どのような目的で、誰に観てもらうために作成するのかを意識することが重要なポイントで、観て頂いた皆さんに良いムービーだったと感じてもらうことが大事なのです。
その為には、あまり欲張らずに一目見ると成長過程がわかるといったベストショットを、一つ一つ丁寧に厳選して行くことを心がけることが大切ですね。

二人パート

二人パート

二人が出会って結婚に至るまでの写真は、等身大の二人をみせることが大切です。
カメラを意識した写真よりも自然なショットを入れるのも良いですね。

旅行やドライブに行ったり、祭りに出かけたりした二人の想い出の写真から選ぶと思いますが、何でもない一枚やはしゃいでいる時の一枚などを選ぶのがポイントです。

また交際期間が長いカップルなら、交際し初めの二人の姿を友達や家族に見せると楽しんで貰えるので、そうした写真を選ぶのも新鮮で良いものです。

使用する写真を選ぶことができたら、時間軸に沿って写真を並べて構成を考えてみることも必要です。出会いから結婚までの過程が伝わらない構成になってしまっては、見ている人が困惑して感動的なものとして捉えられなくなるので注意が必要です。

二人パート2

写真のバリエーションを豊かに

カメラアングルに変化を

笑っている顔はもちろんのこと、泣いている顔や怒っている顔、また様々なアングルの変化で写真を選ぶことも重要なポイントになります。
例えば、人物が分かりやすいだろうと考えて、アップの写真を並べ過ぎてしまうと見ている人も疲れてくることも考えられます。アップの写真があったり引いている写真があったりなど、角度の変化がみられる写真を上手に取り入れると見る側も楽しむことができますね。

写真配分や上映時間

使用する写真配分や基本的なムービーの時間を意識する必要もあります。
結婚式場や式の内容などで許容時間が限られますが、短くて約5分程度で一般的に多いのが約7~8分程度、10分以上では見る側も疲れてしまいます。そして、写真1枚あたり約8〜10秒程度が理想と考えられているので、新郎写真が13枚程度・新婦写真も13枚程度・二人の写真が10枚程度と考えられます。
ただ、これはあくまでもひとつの目安で、高齢のゲストにも見やすいコメントの文字数になっているのか、感動的な内容になっているのかが大事ですよね。

もし写真が少なくて新郎新婦様生い立ちパートで、同じようなアングルの写真が並んでしまう場合には、思い出の品や風景などを織り交ぜるのもひとつの方法です。
また、その写真に関連するコメントを入れるなどの工夫をするとバリエーションを豊かにすることができますし、ゲストの方に成長過程を伝えることができてレベルの高いムービーになります。

写真を選ぶ際に注意したい点

  • 通常ムービーを流す画面は横長になっているため、横長のアングルで撮られた写真の方が全画面表示が可能です。また、縦長のアングルでは全体像を写そうとするとどうしても余白がたくさん出てしまいますので、横長のアングルで撮られた写真を多く使用することをおすすめします。
  • 写真を勝手に使用されたことを気にしそうなゲストがいるケース、スッピンで写っていることを良く思わない人がいる場合、友達の写りが悪いけどその写真を使用したいケースなどは検討しましょう。
  • 実際、ムービーを見ている周囲の人はそれ程気にしないでしょうが、多くのゲストの前で気に入らない写真を公開されることを不快に感じる人もいることを忘れないようにしましょう。