心をこめておもてなし!両家顔合わせは念入りに準備しよう!

心をこめておもてなし!両家顔合わせは念入りに準備しよう!

お互いのご両親に挨拶が済み、ほっと一息、式場選びや指輪のことで、頭がいっぱいかもしれません。
しかし、結婚式や披露宴、その後の新婚生活も円滑に進めるためには、両家の顔合わせが必要です。

最近では、結納の儀式を行わずに、顔合わせの食事会で済ませるカップルが約75%もいます。
余程の事情がない限り、挙式前に会っておきたいというのが親心でしょう。

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今回は、両家顔合わせの準備から、当日の流れまで、押さえておきたいポイントをお話していきます。

1.ご両親の意思を確認しておく

二人だけで仕切ってしまって、後になって「結納をやりたかった」と悔やまれることのないように、ご両親の意見には、しっかり耳を傾けましょう。
家柄、土地柄の風習もありますし、父親、母親で意見が分かれることもあります。お互いのご両親の意見を持ちより、最終的に決めた結果を、きちんと説明して納得してもらいましょう。

2.どんな形にするか、具体的にイメージする

両家顔合わせといっても、様々な形があります。
結納品の交換などを含めた結納に近い形式を取るのか、親睦を深めることを目的とした歓談の場にするのか、ご両親の意見を参考にしながら、方向性を決めましょう。
最近は、格式やしきたりを気にせずに、アットホームな場を望まれる方が増えていて、兄弟姉妹や祖父母も参加する場合があります。そのときは、両家の人数を合わせて調整しましょう。

3.日程・場所を決める

イメージが固まったら、参加する人たちの都合を考えて、日程を決め、場所選びに移ります。
お互いの実家が離れている場合は、男性側が女性側に出向くのが一般的です。
形式を重んじるのであれば、老舗の料亭やホテルの一室など、リラックスムードで親睦を深めるなら、レストランの個室など、当日のイメージに合わせて決めましょう。
結婚式場が決まっている場合は、下見もかねて、式場内のレストランで行う方も多いようです。
結婚式の3~6ヶ月前に照準を合わせ、1ヶ月前までには、予約を済ませます。
大安、友引などの週末は、予約が埋まってしまうこともありますので、日柄に拘るのであれば、早めに対応しておきましょう。
日時、場所が決定したら、すみやかにご両親たちに連絡するのを忘れずに!

両家ご挨拶

4.料理を決める

料理を選ぶポイントは、次の5つ!

  • ご両親の好みに合わせて、料理の種類を選択!
  • ゆっくりと歓談できるように、時間をかけて食べることができるコース料理などがお勧め!
  • 大皿盛りではなく、遠慮なく食べられる個々の盛り付けで、食べやすいように、洋食の場合でも、箸を用意するなどの配慮も!
  • 予約の際に、店側にあらかじめ、おめでたい席だと伝えて、縁起の良い食材や飾り付けなどを取り入れてもらうと、なお良し!
  • 平均的な相場は、1人1.5万円

費用に関しては、ご両親を招待するという形で、当事者二人が支払うことが多いようです。
遠方の場合は、交通費や宿泊費もかかりますので、どちらか一方に負担がかからないように、調整しましょう。

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料理

5.当日の段取りを決める

両家が一同に会する初めての席ですから、当人同士も、ご両親も、期待と不安が入り混じって緊張することでしょう。話が進まず、ぎこちないまま時間が経ってしまった・・・なんてことのないように、ある程度の段取りを決めておきましょう。
食事の前に、挨拶、自己紹介、婚約記念品の交換、記念撮影などはしておきたいものです。
進行役を決めておくと、スムーズに事が運ぶでしょう。
また、食事中も、二人の馴れ初めを披露したり、写真を持参して見てもらったりすれば、自然と会話も盛り上がり、和やかな場になると思います。

※当日のプログラムをまとめた「顔合わせしおり」を自作するカップルも増えています。
当日のタイムテーブルや、今後の式までの予定、お二人のプロフィール等々、テンプレートをダウンロードして、パソコンで編集、プリンターで印刷すれば、誰でも簡単に手作りできます。
一生の記念にもなりますし、大切な日のために用意してみてはいかがでしょうか?

テンプレートダウンロードページはこちら

6.当日の服装を決める

顔合わせのときの服装は、食事会の会場や目的に合せて決めますが、セミフォーマルを基本とします。
男性は、スーツにネクタイを締めて、女性は、スカート丈の短すぎないスーツやワンピースが良いでしょう。
また、女性の場合は、独身時代しか着られない振袖を着る方もいらっしゃいます。
和風の料亭やホテルの庭園などでは、美しさが映えますので、オススメです。

両家ご挨拶

7.手土産を決める

顔合わせの前日までに、それぞれ手土産を用意しておきます。
両家の間で金額に差が出ないように、予算を決めておいて、ご両親と相談して選ぶようにしましょう。
一般的には、日持ちのするお菓子などを贈ることが多いですが、お互いにご両親の好みをシェアしておいたり、地元が違う場合は、特産品などを贈ったりするのも良いでしょう。
賞味期限の短いもの、重くてかさばるものは避けましょう。
切り分けて食べる羊羹などは、別れを連想させて縁起が悪いとされているため、避けたほうが無難です。

他人だった、それぞれのご両親が、二人の結婚で縁が繋がり、冠婚葬祭を含め、顔を合わせる機会も増えます。
子供が生まれたら、その子にとっては、祖父母になり、長いお付き合いが始まるでしょう。
何事も最初が肝心です。結婚式当日は、ゆっくり話す時間もないので、この機会に、二人が両家の橋渡しとなり、心をこめて、おもてなしをしてください。
良い方とご縁があったわねと、笑顔で応援してもらえるように、二人で力を合わせて、頑張ってみましょう。

2018年11月30日