ブライダルフェアの種類と流れ、おさえるべきポイント

ブライダルフェアの種類と流れ、おさえるべきポイント

晴れて結婚が決まったら、次は結婚式場探しですよね。
結婚式は大切な人たちに結婚の報告とこれまでの感謝を伝える場です。
とても重要な結婚式を決めるために行っておきたいのが「ブライダルフェア」です。
名前を聞いたことはあるけれど、「ブライダルフェア」っていつから行っていいのか、どんな雰囲気なのか、何をするのか気になるプレ花嫁も多いのではないでしょうか。

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今回はブライダルフェアについての基礎知識と準備についてご説明します。

ブライダルフェアとは「式場の見学」のこと

ブライダルフェアとは、結婚式を挙げるカップルを対象に行われる、各結婚式場の体験型イベントのことです。
理想の結婚式が叶えられる会場かどうかを、実際に確認するのが目的です。ほとんどの結婚式場で年中行われていますので、気になった会場があれば1つに絞らず、複数の会場を見比べて比較検討しましょう。

ブライダルフェア

結婚式のイメージが具体的になる

本番同様の装飾を施された会場を見学したり、模擬挙式や模擬披露宴を体験したりして、2人の結婚式がより具体性を増します。欲しい演出や必要のないプランなど、より明確になりますよ。

デートとして2人で楽しめる

豪華な料理やデザートの試食、バージンロードを2人で歩くなど2人で楽しめるフェアが目白押しです。デートとして楽しんで、忙しい結婚式準備もテンションアップ間違いなし。

参加するだけで特典がもらえることも♡

会場やプランによっては参加者特典がもらえることも。リングピローなどのお土産や費用の割引などおトクな特典がいっぱいです。結婚式はお金がかかるイベントですからとても嬉しいですね。

フェアの種類は大きく7つ

ブライダルフェアの種類は大きく7つに分けられます。

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1つずつご紹介していきます。

式場見学会

実際の会場や施設を見学する

必ず1度は参加しておきたいプレ花嫁必見の項目です。
建物や内装の豪華さに目を奪われがちですが、その他にも控え室の場所や広さなど、実用面で確認すべきことがたくさんあります。
結婚式場は必ず1度は式場を見学して、納得してから決めるようにしましょう。

式場見学会

披露宴会場コーディネート見学会

挙式当日の披露宴会場のコーディネートを見学する

披露宴会場の装花やクロスのほか、照明や全体の雰囲気をチェックできます。挙式会場は白一色の場合が多いものですが、披露宴会場はイメージカラーも広さも千差万別です。ゲスト数が多いカップルや披露宴に力を入れたいカップルは特に細部までしっかり確認を。後述の試食会と合同で行われる場合も多いようです。

コーディネート見学会

試食会

披露宴で提供される婚礼料理の一部が試食できる

中でも一番人気のイベントが試食会です。
料理の味や盛り付けが確認できます。アレルギーや食べられないものがある際は対応してもらえるのかも相談しておきましょう。

模擬挙式

モデルによる本番さながらのセレモニーをゲストの気分で体験できる

セレモニーの雰囲気や内容などが分かり、より具体的に2人の挙式を想像することができます。
挙式当日に何をするのかモヤモヤしているカップルはぜひ参加してほしい催しです。

模擬挙式

ドレスの試着

実際にウェディングドレスの試着ができる

Aライン・マーメイドライン・プリンセスラインなど、実はウェディングドレスには様々な形があります。
このイベントでは憧れのウェディングドレスを実際に試着でき、自分に合うドレスを選べます。
ドレスの在庫は式場によってばらつきがあるため、選べるドレスの種類もかなり差が出てきます。
着たいデザインの在庫の確認も含めて、1度は参加しておきたいイベントです。

ドレスの試着

演出体験や会場コーディネート確認

披露宴会場で使用される音響などの演出を体験できる

一般的にはキャンドルサービスやバルーンリリースが有名ですが、最近はプロジェクションマッピング(会場壁面に魅力的なCG映像を投影する)や、アクアファンタジア(液体の入ったグラスに別の液体を注ぐと幻想的に発光する)など、現代科学の粋を凝らしたワクワクする演出が増えています。
会場が盛り上がる演出を企画できますよ。

カウンセリング

プランナーに相談ができる

最後に設けられる場合が多いです。
フェアだけではわからない点や不安な点は数多く出てくることでしょう。そんな疑問を解消するために、ウェディングプランナーと相談できます。個別の見積もりも出してもらえます。
料金や段取りなど、納得のいく結婚式を作り上げられますよ。

実際のブライダルフェアは、これらの内いくつかがセットになっています。
2時間以上の時間を取れるなら「式場見学会」や「模擬挙式」「ドレス試着」などに参加してみましょう。
逆に時間があまり取れないようなら、「式場見学会」と「カウンセリング」のみの参加などにとどめ、パンフレットなどで時短しましょう。

カウンセリング

いつ、どんなフェアに行くべき?参加のタイミングと参加する前に確認すること

まだ日取りも何も決まっていないのに参加してもいいのかな。早すぎると文句を言われないかな。なんて不安はつきものですよね。

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ここでは参加のタイミングと参加前の確認事項についてお伝えします。

ブライダルフェア

結婚を意識し始めたら参加して

実はフェアの参加は結婚の日取りが決まる前からでも問題ありません。むしろ何も決まっていない時期の参加をオススメします。式場を目の当たりにすることで期待感が膨らみますよ。
結婚を意識し始めたら2人で気になるフェアに参加して、お気に入りの式場を探してください。

初めての参加は試食会付きがオススメ

結婚式は2人で決めたいものですが、彼が乗り気でなかったり、恥ずかしがっていたりしたら試食会付きのフェアがオススメです。美味しい料理が食べられるので彼も楽しんでくれるはず。一度行ってしまえば彼も慣れて次回も誘いやすくなりますよ。

事前予約は必須!

試食や来場特典などは数に限りがありますよね。ですから当日突然参加すると特典が受けられなくなることも考えられます。
特に人気のフェアの場合、開催1週間前でも予約が埋まっている場合もありますので、2週間前から予約しておくことをオススメします。

特典内容をかしこくチェック

式場によってはプランごとに特典内容を変更していることもよくあります。もちろん気になる式場をチェックすることが大事ですが、その次に自分が欲しい特典がもらえるプランを予約前にかしこくチェックして。

1日3件まで

参加には思ったよりも時間がかかるもの。
実際の会場を目の当たりにしてテンションが上がり、予約時に記載されている時間よりも長くなってしまうこともあります。1日に複数の会場を回る予定なら余裕を持った時間配分を心がけましょう。

平日や日曜の夜が狙い目

参加者が少ない時間帯はスタッフにも余裕があり、万全の接客を受けることが期待できます。狙い目は平日や日曜の夕方以降です。時間的な余裕も生まれるため、プランナーと時間をかけて相談できることもうれしいポイントです。

当日の流れ

参加する当日には、実際にどのような流れで進んで行くのか気になる人も多いでしょう。初めての参加であれば尚更です。
事前にフェアの流れを確認して、緊張せずに当日に臨みましょう。

当日の流れ

①インタビューシートの記入

到着したら個室に案内された後、インタビューシートに記入します。内容は挙式の希望時期や希望予算、ゲスト人数などです。できるだけ詳細に記載すると今後のプランナーとの相談もスムーズなものになります。


②担当プランナーと挨拶

2人を担当してくれるプランナーが挨拶にやってきます。記入したシートをもとにより詳しくヒアリングされます。まだ具体的なことが決まっていない場合でもプランナーが話を引き出してくれるので安心して任せられますよ。


③館内の見学

プランナーと一緒に実際に式場や館内を見て回ります。
大抵はエントランス→待合室→チャペル→披露宴会場、と当日のゲストの動線に沿って案内されます。
会場の雰囲気や広さ、親族の控え室は両家別か一緒なのか、バリアフリーがなされているかなど見極めながら回りましょう。


④模擬挙式などその他の案内

フェアに含まれているなら、式場見学の前後で模擬挙式や試食会などに参加します。


⑤質問・見積相談

最初のヒアリング時や見学時の2人の希望を汲み取り、プランナーが見積を作成してくれます。
予算内に収まるのか、見積から大幅に金額が上がる可能性がないかなど細かく相談してください。
少しでも不安が残るならその場で契約せず、家に持ち帰るようにしましょう。

当日に押さえるべきポイント

結婚式はとても大きなお買い物です。
納得のいくまで内容を詰めていきたいのが本音ですよね。
なんの準備もせずにいくと、会場のデメリットを教えてもらえずに、結婚式当日になって「こんなはずじゃなかった」なんて失敗をすることも考えられます。

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ブライダルフェアに行く前に、当日どんな所に気をつけるべきかポイントを押さえておきましょう。

ポイント

駅からの距離や駐車場の有無

駅から会場までの距離や、駐車場の広さは要確認です。
ゲストの方が来場しやすい会場を選ぶと好印象につながります。
最寄駅から会場が遠い場合は、送迎バスやタクシーの手配も検討しましょう。

会場内の設備

控え室の数やゲスト用のスペースに余裕があるか確認しましょう。
会場によっては、控え室が他の挙式カップルと鉢合わせになったり、ゲスト用スペースが狭すぎたりすることも考えられます。
また高齢者や小さいお子さんを招待する場合は、バリアフリー対応かどうかや、ベビーベッドや遊具があるかなどもチェックしてくださいね。

挙式希望日

2人の挙式希望日は大まかにも定まっていることが多いもの。希望する式場に空きがあるのか聞いておきましょう。
過ごしやすい5月・10月・11月はハイシーズンのため混雑が予想されます。
併せて時間帯もチェックして。
挙式の開始時刻が早朝だったり夜遅かったりすると、ゲストも前後泊が必要になります。

結婚式のスタイル

挙式のスタイルには大きく3つに分かれます。
キリスト教式・人前式・神前式です。他にも仏教式など様々な挙式スタイルがありますので、結婚式場も全てに対応することが難しいのです。希望の挙式スタイルがあるのなら、あらかじめプランナーに相談した方が無難です。

メニュー

初回見積もり時の料理コースとドリンクメニューは一番ランクの低いプランに設定されていることがほとんどです。本当にこのプランで満足できるのか、ランクアップするとしたらどれくらいかかるのかなども聞いておきたいところです。
またアレルギー対応や高齢者向けメニューなども確認しておくのも良いでしょう。

スタッフの対応

中には学生アルバイトを採用している式場もあります。格式高い結婚式を望むなら、経験豊富なスタッフにお願いしたいものです。
また、神父(牧師)さんが日本人でイメージと違ったというケースもありますので、念押ししておくと安心です。

写真やビデオ撮影

中にはゲストの撮影NGの会場もありますので注意してください。
結婚式の写真は一生ものです。写真にこだわるなら、事前に撮影のタイミングなどの打ち合わせが可能な式場が良いでしょう。

ウェディングアイテム

ペーパーアイテムなどを手作りする予定なら、持ち込みは可能かどうか、可能であれば持ち込み料がいくらかもはっきりさせておきましょう。
当日一度しか身につけないブライダルインナーやウェルカムボードのレンタルが可能かどうかも聞いておくと、最終料金がより明確になります。

お支払い方法

支払いのタイミングは非常に重要な項目です。
ご祝儀で費用の大部分をまかないたいと考えているカップルにとっては必須ですよね。分割払いに対応している会場もありますので、思ったより料金がかさんだ時はプランナーに要相談。

知っておきたい疑問点

これまでブライダルフェアの概要を説明してきましたが、まだまだ疑問点はつきないもの。

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そこでブライダルフェアに行く際の、よくある疑問についてまとめました。

疑問点

カップルで行くべき?

結婚式はおふたりのためのものです。ですからできるだけ2人揃って行くのが望ましいでしょう。しかしパートナーが仕事で忙しく、ふたりの都合が合わないならカップルが揃わなくても問題ありません。
プレ花嫁1人でも、両親や友達と一緒でもOKです。

服装や持ち物は?

会場内を歩き回るので、動きやすい服装がマスト。
ドレスの試着を行うなら脱ぎ着しやすい格好が良いでしょう。
持ち物はカメラ、筆記用具、パンフレットを入れる大きめのカバンがあれば十分です。

料金はいるの?

基本的に無料です。
豪華な試食やウェディングドレスの試着体験がついたブライダルフェアでも、ほとんどが完全無料です。
デートのついでにブライダルフェアに参加して、無料で優雅な気分を味わうのも良いですね。

フェアに行ったら絶対に決めなきゃいけないの?

そんなことはありません。
ブライダルフェアはあくまでも「体験」です。その場で契約する必要はありません。
気になるフェアにいくつか参加して、2人にぴったりの挙式ができる会場を選んでくださいね。

複数のブライダルフェアに参加して2人にぴったりの式場を選んで

ブライダルフェア

ブライダルフェアはお2人が望む結婚式が挙げられるかどうかを見定める「式場体験」です。
ですから1つの式場だけで判断せず、気になる式場をいくつかピックアップして比較検討してください。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、先輩カップルが参加したブライダルフェアは、平均2.9件のようです。
比較検討することで2人が本当に大切にしたいことも浮かび上がってきますよ。
結婚式という2人の大切な記念日を最高の1日にするために、いろんなフェアに参加してくださいね。

この記事を書いた人
Kotomi Higuchi
Kotomi Higuchi
はじめまして♡卒花嫁の樋口琴美です。好きな事はカフェ巡り 、コーヒー。元ウェディングソムリエアンバサダーの経験を活かし、プレ花嫁さんに情報発信できるよう頑張ります!

2021年1月14日