結婚式だけじゃなかった!結婚全体にかかる費用の平均額は?

結婚式だけじゃなかった!結婚全体にかかる費用の平均額は?

前回のコラムで、結婚式にかかる費用についてお話ししましたが、結婚して、二人で家庭を築いていくまでには、結婚式以外でもお金がかかります。
「いったい、どのくらいお金が必要なの?」と、ロマンティックな気分から一転、現実に引き戻されてしまうかもしれませんが、まずは基本の相場を知ることが必要です。

そのうえで、二人の望む結婚の形にアレンジしていきましょう。

1,結婚費用全体の相場

2017年の全国平均データによると、婚約から新婚旅行までの費用は、463.3万円といわれています。
(地方によって、伝統やしきたりが違うため、かなり差があります。)
新婚生活を始めるにあたり、さらに出費が重なりますので、結婚全体にかかる費用は、およそ600万円ともいわれています。

結婚式のご祝儀の総額平均が、約200万円なので
[600万円]―[200万円]=[400万円]

ここから、親の援助や、お祝い金などがある場合は差し引かれますが、最低でも二人合わせて300万円は、結婚資金として貯めておきたいところです。

2,結婚式前にかかる費用

結婚準備は、早ければ結婚式の1年前くらいから、遅くても半年前くらいから始まります。

①婚約指輪
プロポーズの記念に男性から女性に指輪を贈る… 多くの女性にとって、憧れのシーンかもしれません。
しかし、実際は、自分の好みのものが欲しいので、一緒に選びたいという女性がほとんどです。

ひと昔前は、給料3ヶ月分といわれていましたが、実際の購入金額の平均額は、35万円前後
ダイヤの大きさや品質で値段は大きく変わってきますので、工夫次第では節約できる部分です。
元々、婚約記念品の意味を持つため、指輪以外の品物を貰ったり、結婚指輪と兼用にするから必要ないと省略したりする方もいらっしゃいますが、約7割の方は、婚約指輪を貰っています。

婚約指輪

②結婚指輪
婚約指輪を購入するときに、合わせて結婚指輪も購入しておくと良いでしょう。
結婚式が近づくにつれ慌ただしくなりますし、サイズ調整や刻印などに時間がかかる場合が多いので、余裕をみておきましょう。
購入金額の平均は、二人合わせて約28万円です。

結婚指輪

③結納
結納は、“ゆいのもの”と呼ばれ、男性側の家族がお酒や肴を女性のもとへ持参し、女性側の家族が料理を出してもてなし、両家が新しく婚姻関係を結ぶための祝宴を開く儀礼です。
次第に、伝統的な結納品は形式的な添え物のようになったり、簡略化されたりするようになりましたが、元々の「嫁入り準備金」という意味合いは変わりません。
結納金の相場は、「一包み」とキリのよい数字にするため、100万円が相場で、女性側は結納返しとして、半額程度の品を贈ります。(地域の風習や家の拘りによって、かなり違ってきます。)

正式な結納式を取り交わすとなると、会場費、食事代、結納金、結納返し等、総額平均180万円ほどもかかるため、最近では、結納返しを差し引いた額で、結納金を納めたり、結婚式場やホテルの結納パック・セットを利用したりする方が多くなりました。
(例:結納返しを差し引いた結納金50万円+結納パック20万円=70万円)
形式的なものは別として、支度金として結納金を納めた方は、全体の約7割となっています。

結納

④両家顔合わせ
昨今は、結納をせずに、両家顔合わせで、食事会を開くカップルが増えています。
こちらは、特に決まった形式があるわけではないので、会場と料理にかかる費用のみの負担で済みます。
(平均相場は約6万円。)

3,結婚式費用

「結婚式費用の最新事情! 知っておきたい相場と節約術」をご覧ください。(平均相場 354.8万円

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4,結婚式後にかかる費用

①新婚旅行
新婚旅行の平均日数は7日で、平均費用は、お土産代を含めて、約70万円です。
長期休みが取れなかったり、国内旅行でのんびり過ごしたかったりするカップルなら、もう少し金額が抑えられるでしょう。

②結婚報告の印刷代、切手代
結婚後、3ヶ月以内に、お世話になった方、これからお世話になる方へ、感謝の気持ちを込めて報告しましょう。(約1万円

③お礼・お返し費用
結婚式に招待していない方に、お祝い金を頂いた場合は、早めに一言御礼を添えて、3分の1~半額程度のお返しをしましょう。

結婚式お礼

5,新婚生活にかかる費用

新婚生活を新たな場所でスタートするのに必要な費用は、ざっくり見積もって100万円といわれています。
新居の敷金、礼金、引っ越し費用、家具・家電の購入など、新しいものを揃えたいというカップルも多いようです。
しかし、すでに同棲していたり、どちらかが一人暮らしだったりする場合は、使えるものは、そのまま使って、少しずつ買い替えていくのも楽しいでしょう。
会社の福利厚生が充実しているところでは、社宅や家賃の一部負担などがある場合もありますので、結婚が決まった時点で、早めに調べておきましょう。

結婚式費用

結婚は、二人のゴールではなくて、スタートです。
新婚旅行から帰って来たら、夢物語ではなく、日常の生活が始まります。
親元から自立して新しい家庭を持ち、社会生活を営んでいく責任を担うので、これからは、金銭面での管理能力も問われるところです。
結婚費用に貯蓄のすべてを使ってしまっては、先行き不安だらけですから、あれもこれもと欲張らずに、自分たちに合った結婚の形を探していきましょう。

この記事を書いた人
Kotomi Higuchi
Kotomi Higuchi
はじめまして♡卒花嫁の樋口琴美です。好きな事はカフェ巡り 、コーヒー。元ウェディングソムリエアンバサダーの経験を活かし、プレ花嫁さんに情報発信できるよう頑張ります!

2018年11月15日